展示会の記事が続いたので、
今回は実際に運用された我が社のシステムの紹介をしようと思います。
展示会で紹介されるシステムは実際に運用されている物もありますが、
まだ実運用には至っていないシステムもあります。
だからこそ夢が膨らむのですが、
実際に運用されている所を見ないとイメージが湧かない、ということもありますよね?
そんな方にもイメージしやすいように、展示会や開発中のシステムと共に紹介していきたいと考えています。
今回紹介するのはUHF帯タグを使ったPOSレジと連動した店舗システムです。
今ではたまに見かけるシステムですが、
自慢すべきはこのシステム、わが社は2008年(6年前!)に開発&運用に成功していたことです!!
時代をどれだけ先取りしてるのか、、、うちの社長の「先取り勘」はスゴいです。
これが実際に使用されたタグです。
一見ただの商品タグですが、この商品タグの中にICタグが内蔵されているのです。
システム業界の方から見たらその利便性や凄さは理解していただけると思うのですが、
「でも所詮商品タグでしょ?紙札より高価なICタグ内蔵をわざわざ付けて良い事あるの?」と思った方はいませんか?
恥ずかしながら、6年前の私は開発に携わった当初ちょっと思いました。
が、
その考えはアッ!という間に払拭されました。
その1:レジ作業のスマートさ
お客様が商品をレジに持って来られた際にスタッフが全ての商品からタグを外して、レジ台の下に内蔵してあるICタグリーダーの上に乗せると、
POSシステムと連動して商品と数量、価格を瞬時に読み取り会計までの作業がとてもスマートになります。
レジ台の下に内蔵しているためリーダーをお見せできないのが残念ですが、とてもコンパクトなリーダーです。
その2:商品タグのリユース(再利用)の実現
お会計時に外したICタグは再利用可能です。
外したICタグに新しくお店に届いた商品の商品情報(商品名/価格など)を上書きすれば、何度でも商品タグとして利用できます。
再利用可能で商品情報を管理できるとなればその価値は価格以上にあるはずです。
その3:棚卸の驚異的な速さ
棚卸作業というのはどの業種でも手間と時間の掛かる作業です。
バーコードなどで効率化は進んでいますが、ひとつひとつ読むという作業はやはり多少なりとも大変な作業です。
この写真、実は棚卸作業中の写真です。
アンテナを付けた棚卸用リーダーで店内をぐるーっと数周回るだけで棚卸がほぼ終わりです!!!
ビックリしませんか!?
UHF帯ICタグだからこそ出来るスゴ技だと自負しています。
読取ったタグデータと一致しない商品に関しては目視で確認し、
商品名とタグの貼り間違いや、タグの破損、欠品などをチェックして棚卸作業は完了です。
システムを納品し、お店がオープンした時に立ち会わせてもらいましたが
スタッフの方々のキラキラした表情が今でも忘れられません。
これからもいろんな人をキラキラさせるシステム作りに関わっていきたいなぁ、とこの記事を書きながら改めて思いました。笑