今まさにフランスでは「繊維や服地の国際的な見本市」と言われる
「premierevision(プルミエール・ヴィジョン・パリ)」が開催されています。
そこに我が社のグループ会社であり、お客様でもある
「丸和商事株式会社(Maruwa Shoji Co., Ltd.)」が出展されています。
有名なメーカーやブランドの錚々たる人たちが訪れ、
たくさんの繊維や生地を見て、触って、交渉して
次シーズンのトレンドを左右する、とも言われる世界的にも有名な展示会です。
そこで我が社のシステムが活躍しているので紹介したいと思います。
「商談支援システム」と言います。
名前は堅苦しいですが、とてもシンプルで便利なシステムです。
実は前回の記事で紹介した店舗システムの基礎になったシステムでもあります。
展示会には世界各国から様々なアパレル関連業界の人たちが集まり、
展示されている生地を見て、気に入ったもののサンプルを注文します。
限られたスタッフでたくさんの見学者と交渉し、
送るサンプルと送り先を間違えずに書き留め、サンプルをもとの場所に戻す、、、。
考えただけでも目が回りそうな忙しさです。
「送るサンプルと送り先を正確で効率的に登録して、交渉に集中したい!」
そんなスタッフの要望から生まれたのがこのシステムです。
まずはICタグが付いているケースにお客様の名刺を入れて読取ります。
続いてお客様が選んだサンプルを読取ります。
※ハンガーの黒い部分の内側にICタグが隠れています
これで名刺(送り先)と送る商品が紐づきました。
あとは名刺のお名前など最低限の登録をして、プリントアウトして
お客様に控えをお渡しして終了です。
展示時間が終わり、お客様がすべて帰られた後で
タグ付きフォルダに入っているお客様の名刺の詳しい情報を入力して
その日のサンプル発送依頼データを日本へ送ります。
受け取った日本の本社ではそのデータを基にサンプル発送の準備をし
世界中のお客様へ発送します。
このシステムはプルミエール・ヴィジョン以外の展示会(見本市)でももちろん使用できます。
実は先日(9/17)、世界中へサンプル出荷をしている現場に行ってきました。
そこにも効率よくカット作業が出来るように考えたシステムが運用されていますが、そのシステムの話はまた後日。
プルミエール・ヴィジョン、、、
どんな賑やかさで、どんな厳しさで、どんな華やかさがあるのか興味津々なのですが、実際に行くことを考えた(妄想した)だけで、旅無精の私は毎回お腹いっぱいになってしまっています。